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ベニズワイガニ漁解禁 
秋の訪れとともに始まるカニパラダイス・境港の実力

ベニズワイガニの本音
境港を知り尽くすプロが語ったその真実



その実力、すでに数字で証明済み
日本で一番カニが水揚げされる町・境港

境港といえば「カニ」。
いやいや鳥取県のイメージを全国で調べても「砂丘」、「二十世紀梨」、「カニ」、この3つのワードがほとんどといっても過言でないほどに、すっかり「顔」として定着してしまっています。
実はココ境港、カニ水揚げ日本一ということをご存知ですか?
平成17年のデータに限っていうと、全国主要漁港全体のカニの水揚量が約24000tだったのに対し、境港は年間約12000t。単純に計算しても全国の約半数のカニがココ境港で水揚げされている計算になります。



夏のマグロからバトンタッチ
秋の境港を染めるカニのレッドカーペット

この夏も境港はマグロで活気づきました。今年の水揚げは過去2番という数字で、多くの方がこのおいしさを堪能されたのではないでしょうか?
そして、暦では秋に突入する9月1日、その後を受けて解禁となるのがカニ漁というわけ
。まずは境港の名物の1つでもあるベニズワイガニのカニカゴ漁がスタート。多くの漁船が元気に出港していきました。
そしてその5日後、鳥取県籍のカニカゴ漁船が大漁を引っさげ帰港し、あっという間に周囲がまるで赤い絨毯でも敷き詰めたように真っ赤に染まります。
このあと初セリが行われ、30kg入り1ケースで、加工用が去年とほぼ同じ8500円から9000円で、姿売り用が去年よりやや高い15500円から35000円で取引されていました。


王様・松葉ガニVSベニズワイガニ
漁協関係者が語る意外な評価とは・・・

今回紹介しているのはベニズワイガニ。
その一方、あと数週間先には山陰の冬の味覚の王様といわれる「松葉ガニ(ズワイガニ)」の漁が解禁。
まさにカニパラダイス境港の真骨頂とばかり、港は大いに賑わいます。

この2つのカニ。
その相場をみると雲泥の差に。
一般的に松葉ガニが高級で、ベニズワイガニが庶民的との見方がされ、多くの雑誌やテレビでこぞってうまいと取り上げられるのはほとんどと言っていいほどに松葉ガニが主役。
ホントにそうなんでしょうか?

そこでその本音を探るべく、
今回は全国を渡り魚のすべてを知り、地元漁師も一目置く水産庁境港漁業調整事務所の上田勝彦さんに話をお聞きしました。

「どっちがウマイって?地元漁師はほぼベニを選ぶよ」
「なぜか?そりゃ〜」 ・・・この続きはタイトルをクリック


詳細ページで綴った上田さんの話は、まさに「へぇ〜」の連続。
改めて見直すベニズワイガニの実力。
ともあれ、この話からもみなさんのカニの概念が変わったのでは?
境港が誇る紅い宝石、ベニズワイガニは実は扱い次第では、松葉に負けないおいしさを届けてくれるのです。

秋から冬にかけての境港はカニ三昧。
まだまだ勢いのある妖怪とセットで、ぜひこの港町へと足を運んでみてはいかがでしょうか。

今、日本各地で見受けられる漁獲量減少の問題。
水産王国復活に向け、ココ境港で行われる取り組みを詳しくご紹介します。

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