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加賀の潜戸・新潜戸(かかのくけど・しんくけど)

断崖絶壁の岩肌に作り出された2つの洞穴。
神の誕生地と伝わり、鬼気迫る雰囲気に身震い。

◆ミステリアス総合評価 ★★★★★

神秘性★★★★★
歴史性★★★★★
畏怖性★★★★★
癒し性★★★★
アプローチ難易性★★★★

加賀の潜戸

◆ REPORT

「潜戸」とは、もともと洞窟のこと。松江市の北部、加賀という地区にある洞門で、景勝地としても穴場スポットだ。とりわけ加賀の夕景は絶景として知られ、密やかなデートスポットともなっている。また、島根半島の潜戸鼻から続く断崖や入り江の海岸線は、大山隠岐国立公園に指定されるほど。
 旧潜戸・新潜戸は通称で、古くに旧潜戸は「仏潜戸」、新潜戸は「神潜戸」と呼ばれていた。この呼び名からして、すでに神秘的な匂いがする。近くまで遊歩道も整備されているが、旧潜戸と新潜戸の両方を巡る観光船をぜひお薦めしたい。

新潜戸こと「神潜戸」は東・西・北と3つの入口が、ぽっかりと開いた広い洞穴なので観光船を乗り入れて探勝できる。長年の海食によって創り上げられた自然美は壮大で神々しい。船が洞穴に近づくにつれて、それまでの好奇心が畏敬の念に変わっていく。 船は「神潜戸」の西口から入る。すると、水しぶきの洗礼が・・・・。この水にかかると洞穴から出られない、という言い伝えに船上で思わず身構えてしまう。何だかゾクゾクと感じてきた。
洞穴の中に船が進むと鳥居が見えてくる。『出雲国風土記』には、佐太大神(松江市鹿島町の祭神)がここでお生まれになったとある。かつては加賀神社が鎮座する神域として、深く信仰されていたという。今でも古代からの信仰心が浮遊しているのだろう、自ずと神聖な気持ちになる。
出口となる東口でも、水がしたたり落ちてくる。この水は「乳水」と呼ばれ、母乳の出ない母親が飲むと、お乳が出るといわれる。

さて一方、旧潜戸こと「仏潜戸」。こちらは船を降りて上陸できる。仏潜戸は死んでしまった子どもの魂が集まる「賽(さい)の河原」。石が積み上げられ、子どもが愛用した着衣やはきものが供えられている。 幾世代も経て風化した供え物、その上に新しく積み上げられた石。海風にさらされた無数の石の塔は物悲しい。
「仏潜戸」の内部は薄暗い。鬼気迫るパワーがあり、寒気さえ感じて恐怖心が沸き上がってきた。この恐ろしさは遊園地のジェットコースターなどの比ではない。「仏潜戸」の正面に見える桂島にはキャンプ場があり、このキャンプ場では夜になると子どもの声を聞くそうだ。

神潜戸は荘厳なパワー、仏潜戸はミステリアスなパワー。いずれもかなりハイレベルのエネルギー。観光船が運航しているスポットなんて、とあなどることなかれ。

スポットの情報はこちらもご覧下さい。

お問い合わせ先

潜戸観光 0852-85-9111(マリンプラザしまね)

所在地島根県松江市島根町
アクセスJR松江駅からバス50分、加賀築港入口前下車徒歩10分
体験内容観光船(グラスポート)
所要時間約50分(加賀港マリンプラザしまね発着)
料金大人1000円
営業時間8時30分〜17時まで不定期
運航期間4月〜10月末運行
乗船券発売所マリンプラザしまね
ホームページhttp://shimanechou.kankou-matsue.jp/
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