冬本番! 山陰は水鳥たちのパラダイスに
“ふるさと”へと里帰り?
ココ山陰が水鳥たちの安らぎの聖地に
2007年の幕開け、大山は白銀に染まり寒さも本格化するなか、山陰各地には、まるで故郷へと里帰りするかのように、続々と水鳥たちがこの場所に舞い戻ってきます。
「おかえり・・・」。
毎年、この水鳥たちの飛来を心待ちにする地元の人にとっては、まさにそんな気持ちで、かわいい水鳥たちを出迎えているのかもしれません。
コハクチョウの舞に、思わずウットリ!
オシドリ観察は、“夫婦円満”のお参りにも・・・
のどかな田園風景に包まれる安来の「能義平野」、西日本最大規模の水鳥の越冬地「米子水鳥公園」には優雅に空を舞う白いコハクチョウたちが、そしてオシドリの聖地として知られる日野地区には、群れをなしたオシドリたちが、安らぎの時間求め、懐かしいこの場所へと帰ってくるのです。
その理由はなぜか・・・
もちろん、厳しい寒さなどの自然環境が合うのは事実。
ただ、それだけではないような気も・・・
ココ山陰には、神様がくれた豊かな自然、清流、美しい海が現存。
人間にとって懐かしい“故郷”を感じるように、環境に敏感な水鳥たちにとってもこの場所が、ホッと心と体を癒すことができる“故郷”なのかもしれません。
来年もまた笑顔で迎えられるように・・・
そのために切磋琢磨する地元の活動もこの機会、ぜひ知ってみてはいかがでしょうか?
鳥たちとの会話に自らも癒されるひと時。
エレガントなコハクチョウ、チャーミングなおしどり・・・
さぁこの冬、アナタならどっち?
余談で・・・
オシドリ夫婦と呼ばれるように、オシドリの行動はほとんどが雄雌一緒。
ということで、夫婦円満の願掛けに訪れてみるのもいいかもしれません。
仲の良さを見せつけられれば、2人の仲もきっと・・・
■ 水鳥たちと出会える場所
米子水鳥公園
ラムサール条約湿地登録がされる中海の一角、国際的にも注目を集める水鳥の生息地。特に、ガン・カモ類は年平均7万5千羽以上が飛来するという国内最大級の飛来地でもあり、毎冬、約1000羽ものコハクチョウの集団越冬は西日本最大級を誇っています。
ラムサール条約湿地登録がされる中海の一角、国際的にも注目を集める水鳥の生息地。特に、ガン・カモ類は年平均7万5千羽以上が飛来するという国内最大級の飛来地でもあり、毎冬、約1000羽ものコハクチョウの集団越冬は西日本最大級を誇っています。
オシドリ観察小屋
日野川は、秋から春先にかけ飛来するオシドリ間近で観察できる小屋がコチラ。期間中は、地元のオシドリグループの方が、ボランティアで案内。「日野町オシドリグループ」が餌づけを始めたことから数が増え、今では約1000羽が飛来するようになりました。
日野川は、秋から春先にかけ飛来するオシドリ間近で観察できる小屋がコチラ。期間中は、地元のオシドリグループの方が、ボランティアで案内。「日野町オシドリグループ」が餌づけを始めたことから数が増え、今では約1000羽が飛来するようになりました。
農村公園「出雲織 のき白鳥の里」
「白鳥ロード」周辺は、冬にかけて中海に飛来する白鳥が落穂をついばみ、羽を休める場所になっています。シーズン中には、バードウォッチングを楽しむ人々の姿が多数見られます。「白鳥観察棟」からは、秀峰大山(だいせん)や清水寺も一望でき、白鳥たちがシベリアに帰ったあとのオフシーズンにも、展望台として楽しめます。
「白鳥ロード」周辺は、冬にかけて中海に飛来する白鳥が落穂をついばみ、羽を休める場所になっています。シーズン中には、バードウォッチングを楽しむ人々の姿が多数見られます。「白鳥観察棟」からは、秀峰大山(だいせん)や清水寺も一望でき、白鳥たちがシベリアに帰ったあとのオフシーズンにも、展望台として楽しめます。