皆生温泉
漁師が偶然にも発見した海に噴き出す泡
それは、地元に潤いをもたらすお宝だった
「皆生」という地名は、天正年間(1573〜1592)にこの地にあった「海池」と呼ばれる大きな池に由来します。その「海池」が「皆生」になったのは慶応3年(1867)のこと。地元で通俗的に呼ばれて当て字がそのまま名称になったという逸話を持ちます。
温泉が発見されたのは明治初めの1900年。その昔、皆生海岸はイワシやアジの好漁場として、とても漁業が盛んであったこともあり、最初に発見したのも、浜辺から約200m沖、その場所で漁をしていた地元の漁師で、泡が吹き出ているのを偶然にも見つけたそうです。そこから1世紀以上、海中より湧き出す湯は、今では山陰屈指の名湯として語り継がれています。
その湯はタラソテラピーのパイオニア?
優れた保湿効果で美容・健康に一役!
美保湾海底から湧く湯は県下一の湧出量。
さすが海に湧く湯だけあって、泉質は含土類食塩泉。つまり塩化物泉、「塩の湯」ということがデータでも証明されています。
塩分濃度が濃いことは、すなわち保温力が高いということ。カラダの芯まで効果的に温め、新陳代謝を活発にする働きが期待できるとも言われています。
昨今の健康志向で、注目を集めているタラソテラピー。
これは海水を用いた自然療法で、欧州ですでにスタンダードに用いられている美容健康法。日本でも徐々に浸透し始めています。
つまり皆生の湯は、タラソ効果を湯に浸かるだけ実感できる癒しの湯。
100年も前から利用されてきた、タラソの元祖とも言える存在なのです。
電話番号 | 0859-34-2888(皆生温泉旅館組合) |
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所在地 | 鳥取県米子市皆生温泉3-1-1 |
駐車場 | あり |
アクセス | JR米子駅より車で約15分JR米子駅より日の丸・日交バス皆生温泉行きで約17分 米子市観光センター前下車 |
ホームぺージ | 山陰・米子 皆生温泉 |
その湯はタラソテラピーの元祖?
お肌スベスベ、海に湧く“塩の湯”