隠岐の七尋女房(ななひろにょうば)
ミステリアス、妖しい
海士さん(島根県)
「七尋女房(ななひろにょうば)」…菱浦港から車で約7分程の場所、西地区から上方方面へ向かう道沿いの山の中にあります。今は草木が生い茂って完全なる姿は見えませんが岩の頭の部分は確認できます。今後海士町で岩までの道を整備し遊歩道を作る予定ですので、完成すれば間近で見ることが出来ます。
その昔、地元では「仏石」と呼ばれる大きな石地蔵がありました。この地蔵のある辺りに夜ともなると丈が七尋もあろうかと思われる大女が現れ通る人に怪をなしたと言う。ある日、侍が馬に乗って通りかかったときに大女が現れ侍はすぐさま刀で切りつけたところ深い傷を受けた大女は山へ逃げ込みそこで岩に化けた…という話が言い伝わっています。 数年前に水木しげる先生も現地に足を運び『気』を感じられたそうです。(「怪」という雑誌に取り上げられています)