船通山の山頂
スピリチュアル、癒し、パワー
雄峰さん(鳥取県 男性)
船通山の山頂には、「天叢雲剣出顕の地」と書かれた堂々たる石碑と鳥居が建っている。須佐之男命が船通山に棲む八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、その折に大蛇の尾から出たのが草薙の剣で、大蛇のいるところ常に雲気があったために天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)とよばれている。斐伊川源流の船通山は古事記や出雲風土記には鳥上山として登場し、奥出雲町には今も鳥上という地名が実在する、まさに古代神話発祥の地である。船通山山頂にはカタクリの花の群落があり、鳥取県と島根県の県境に位置してどちらからも登山道があるので、5月連休の頃は大勢の登山者で賑わう花の山でもある。私もGWの前後によく登っているが、この山頂に立つと可憐な花に癒され、素晴らしい眺望に気分が晴れやかになる。
(写真提供 雄峰さん)