「Matsue Castle」こそ、国際文化観光都市・松江の“顔”
世界より注目を集める山陰随一の名城
“山陰の小京都”と呼ばれる国際文化観光都市・松江。今では山陰でもNO.1の外国人旅行客の人気エリアとなり、毎年海外から多数の観光客が訪れるほどに。
市内各所に江戸の風情を残す、城下町としての街並みが現存し、しばし当時へとタイムトリップできるのが大きな魅力。そんな城下町・松江城のシンボルが、日本でも屈指の名城として名をはせる「松江城」なのです。
松江城は、千鳥破風の屋根を持ち、別名「千鳥城」とも呼ばれており、山陰で唯一現存する天守閣を覆う黒塗りの下見板張りと白い城壁が醸す絶妙の風合いから、山陰随一の名城として讃えられています。
“もの”ではなく“景観”こそがわが街の宝
地元により受け継がれた“地域愛”の精神
松江城の歴史は、1607年(慶長12年)、堀尾吉晴公により「城下町松江」のまちづくりが始まったことがきっかけ。その後、5年という長い歳月を費やし、1611年(慶長16年)、松江城を核とした城下の街並みが完成。以来400年もの間、松平不昧公がお茶、お菓子を基盤にした「文化」の礎を築き、そしてラフカディオハーンこと小泉八雲が松江の素晴らしさを「文学」として表現し、「書物」として海外にもその魅力を訴えるなどを経て、発展し続けてきました。
何より地元に住む市民が、我が町を誇りとし、風光明媚な自然は守られ、地域に育まれた文化は今なお数々の老舗により伝統として継承され、“日本人の心”として世界に向け紹介してきたが非常に重要で、そこには地域を愛する思い、古き良き伝統を重んじる気持ちが熱く感じる取ることができるのです。
今の内閣が掲げる“美しい日本”。
地域愛があり、伝統を重んじ、新旧が融合する。そんな“美学”をこの山陰の城下町は遙か昔より提唱しているのです。