日本風景街道 神仏の通ひ路

概要

松江地区では、中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会(平成17 年6 月発足)内に設置した(仮)日本風景街道委員会を企画運営組織とし、日本風景街道の取り組みを進めてきました。

平成19年9月からは、名称を「レーク街道推進会議」と改め、各種事業に取り組んでいます。


骨格となる2つのルート

日本風景街道の骨格となるルートには、中海・宍道湖を8 の字で囲む「神仏の通ひ路ルート」と「水辺ルート」の2 つを設定しています。

骨格ルート 出雲神話〜神々の国であるこの圏域には、神話を彷彿とする景観、人々が営んできた歴史や文化があります。また、それらの魅力を伝え、美しい景観を守ろうと多くの人や団体の方々が個別の活動を展開しておられます。
平成19 年度は、観光客移動を円滑化するシステムの構築実験、景観スポットでのオープンカフェ、出雲國神仏霊場と圏域の匠とのマッチングによる新たな観光商品の開発等を行ってきました。

また、参加団体によるパートナーシップ会議である「レーク街道推進会議」を開催し、情報共有を推進しています。

平成20 年度以降も、引き続き具体的な取り組みの実践と会議の開催等により、全国に誇るオンリーワンブランドを発信できる地区を目指して活動を進めています。

※平成22年度より「レーク街道推進会議」改め「湖水街道推進会議」と名称変更しました。


日本風景街道〜シーニック・バイウェイ・ジャパン〜について

シーニック・バイウェイとは、道路を通じて、沿道の景観や歴史、文化、自然など地域資源の保全・整備を行い、観光振興等を目指すプログラムです。

シーニック(scenic)は「景色」、バイウェイ(byway)は「わき道、寄り道」を意味する言葉です。

1970 年代のアメリカにおいて野外広告規制運動をきっかけにスタートしたのが始まりで、日本では2003 年からシーニック・バイウェイ北海道が先行的に展開されています。

近年、時代の変化の中で、道路に対するニーズが多様化し、沿道との関係に配慮した道路空間の有効活用、景観を楽しむための美しい道路空間形成等が求められています。国土交通省では、こうした動きを一層進めるための新たな支援の仕組みや体制の確立を目的として、平成17年12月に「シーニック・バイウェイ戦略会議」を設置しました。

現在、日本風景街道として93ルートが登録されており、応募各地区については、平成22年ごろを目指して活動の熟度や質を高めながら、個別の活動を展開することが求められています。