






稲佐(いなさ)の浜・薗の長浜(そののながはま)

出雲市大社町の「稲佐の浜」から出雲市長浜にかけ弓状に広がっている約3キロの砂丘海岸。
「国引き神話」の舞台として知られ、白砂青松の美しい景観は、神話時代をしのばせてくれます。
八束水臣津野命(やつかみづおみつぬのみこと)は、これを綱にして新羅から土地を引いて来たそうで、大社町の奉納山公園からみると、三瓶山に向かって長くのびる砂浜は、まさに八束水臣津野命が「持ち引ける綱」です。
出雲市の長浜神社では、こちらの神話にちなみ、毎年10月、国引きジャンボ綱引き大会が行われます。
◎3分でわかる「国引き神話」◎
神々による島根半島誕生の物語
三瓶山と大山にかかる綱は、
やがて弓浜半島になったとの伝説も
出雲国に伝わる神話の一つ。
「出雲国風土記」の最初、「意宇郡(おうぐん)」の冒頭に書かれている出雲国の成り立のことで、これは「古事記」や「日本書紀」には残されていない、出雲地方独自の神話です。
「風土記」によれば、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと・大国主と同一神とされる)が国を作る際、「出雲の国は狭い若国(未完成の国)であるので、他の国の余った土地を引っ張ってきて広く継ぎ足そうとした」と記されており、西は佐比売山(島根県・三瓶山)、東は火神岳(鳥取県・大山)に綱をかけ、東端の「三穂(みほ)の埼」は北陸から、西端の「支豆支の御埼(きづきのみさき)」は朝鮮半島の新羅から、その間の「闇見(くらみ)の国」と「狭田(さだ)の国」はそれぞれ「北門(きたど)の良波(よなみ)国」、「北門の佐伎(さき)国」から「国来国来(くにこ くにこ)」と国を引き、できた土地が現在の島根半島であると言われています。またその際に国を引いた綱は、その後弓浜半島になったという神話も残されています。
神々による島根半島誕生の物語
三瓶山と大山にかかる綱は、
やがて弓浜半島になったとの伝説も
出雲国に伝わる神話の一つ。
「出雲国風土記」の最初、「意宇郡(おうぐん)」の冒頭に書かれている出雲国の成り立のことで、これは「古事記」や「日本書紀」には残されていない、出雲地方独自の神話です。
「風土記」によれば、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと・大国主と同一神とされる)が国を作る際、「出雲の国は狭い若国(未完成の国)であるので、他の国の余った土地を引っ張ってきて広く継ぎ足そうとした」と記されており、西は佐比売山(島根県・三瓶山)、東は火神岳(鳥取県・大山)に綱をかけ、東端の「三穂(みほ)の埼」は北陸から、西端の「支豆支の御埼(きづきのみさき)」は朝鮮半島の新羅から、その間の「闇見(くらみ)の国」と「狭田(さだ)の国」はそれぞれ「北門(きたど)の良波(よなみ)国」、「北門の佐伎(さき)国」から「国来国来(くにこ くにこ)」と国を引き、できた土地が現在の島根半島であると言われています。またその際に国を引いた綱は、その後弓浜半島になったという神話も残されています。
![]() | 0853-53-2112(出雲観光協会) |
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![]() | 島根県出雲市大社町杵築北(稲佐の浜) |
![]() | |
![]() | 山陰道宍道ICよりR9、R431経由車で約25分 JR出雲市駅より車で約20分 |
![]() | http://www.izumo-kankou.gr.jp/(出雲観光ガイド) |
自然美と神秘的な空気に包まれた砂丘海岸は
出雲が誇る国引き神話の舞台としても有名