大山の麓、美保湾(日本海)を一望する標高90〜150mの丘陵に形成された弥生時代の大型遺跡「妻木晩田遺跡」。今より約1700〜1900年前、ここに大きな集落が存在したと伝えられるこの地より、満月間近の月の出を見ていると、ふと思うことがあります。名峰大山は、豊かな自然のふるさとであると同時に、「神在ます山」として崇められてきた歴史深い里。時代が変われども、当時より変わらない月の姿。そんな時間を過ごすほどに、心は過去へとタイムトリップ。太古のロマンへと誘われます。