平田船川を渡る新大橋の上、一番に目に飛び込む「キッコーカ」の文字。
こちらは明治8年創業、「神国たちばな」の醸造元でもお馴染みの醤油蔵。
建物は、明治初期のもので、切妻・妻入が2棟に分けてあり、来待石の棟石には「キッコーカ」のマークが堀り込まれています。1階には蔀戸(しとみど)の遺構が残り、また2階の格子には飾金具をあしらわれ、七宝模様の「なまこかべ」と「べんがら格子」が特徴となっています。
出雲の地で生まれた天然醤油は、昔ながらの製法を受け継ぐシンプルで奥の深いおいしさ。
ポン酢醤油など次々とアレンジされた醤油を生み出すほか、花器としても利用できる容器、また楊枝入れや醤油さしといった小物などもオリジナルで提案。食卓に華を添える一品も用意されています。