山陰を代表するご当地グルメ「出雲そば」。
「新そばまだかいねー」が出雲地方の日常の挨拶になるこの季節は、秋そばの収穫が終わり、地元のおそば屋さんでは香り高い新そばが提供されます。
殻の付いた玄そばを皮ごと挽く挽きぐるみ手法を用いるため、何と言ってもその黒っぽい色味が特徴。ただ、その分栄養価はたっぷりで、独特のコシと野趣溢れる食感。
中でも、成長期に天気が安定する秋の新そばは実入りがよく、味も風味も格別。挽いた時に緑の色合いが残り、一口すすれば芳潤な香りが口いっぱいに。
そばが最も美味しいこのチャンスこそ、本場へと食べに訪れるべし。
定番の味とは?
出雲スタイルなら、まずは割子で。丸い器に少しずつそばを盛り、三段重ねに。そこへ好みの薬味をのせ、秘伝のつゆをかけいただくというこの地方ならではの食べ方。そば湯のままを器に入れ、つゆをかけて味わう釜揚げそばも独特。
新そばの楽しみ方は?
とにかく新鮮なだけに“香り”に注目!噛むほどに広がる野手あふれるうまみは、この時期だけのお楽しみ。今年の出来をまずは定番の割子などシンプルなメニューで味わってみてはいかがでしょうか。