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山里の秋 山陰各地で「新そば、はじめました」
深まる秋こそ“新そば”の季節際だつ香りに、旬の醍醐味を実感!
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山陰を代表するご当地グルメ「出雲そば」。
「新そばまだかいねー」が出雲地方の日常の挨拶になるこの季節は、秋そばの収穫が終わり、地元のおそば屋さんでは香り高い新そばが提供されます。
殻の付いた玄そばを皮ごと挽く挽きぐるみ手法を用いるため、何と言ってもその黒っぽい色味が特徴。ただ、その分栄養価はたっぷりで、独特のコシと野趣溢れる食感。
中でも、成長期に天気が安定する秋の新そばは実入りがよく、味も風味も格別。挽いた時に緑の色合いが残り、一口すすれば芳潤な香りが口いっぱいに。
そばが最も美味しいこのチャンスこそ、本場へと食べに訪れるべし。

定番の味とは?
出雲スタイルなら、まずは割子で。丸い器に少しずつそばを盛り、三段重ねに。そこへ好みの薬味をのせ、秘伝のつゆをかけいただくというこの地方ならではの食べ方。そば湯のままを器に入れ、つゆをかけて味わう釜揚げそばも独特。

新そばの楽しみ方は?
とにかく新鮮なだけに“香り”に注目!噛むほどに広がる野手あふれるうまみは、この時期だけのお楽しみ。今年の出来をまずは定番の割子などシンプルなメニューで味わってみてはいかがでしょうか。

■ こんなご当地そばも発見!

大山の山懐で見つけたご当地そば 
清流・日野川が育むその味が人気急上昇中!



うまいそば作りには、気候の寒暖差、きれいな水、清らかな空気など豊かな自然が必須。中国山地の一角、清流・日野川が走る鳥取県南部の山里・日野郡はそんな環境をフルに満たす、県下一のそばの産地。地元では、“日野そば”と銘打ち、すべて地産でまかなった純正手打ちそばの名店が、R180沿い、日野町、江府町、日南町、伯耆町と4つの隣り合う町に点在。その味を競っています。

味の特徴は?
黒っぽい色味の出雲風とは違い、日野のそばは白さ際だつ更科風の麺が特徴。コシが強く、ツルッとのど越しもいい


日野そばのパイオニアがコチラ
「そば道場 たたらや」。日野産のそばを自家製粉し、挽きたて、打ちたて、ゆでたての三たてを徹底。細めの麺はのど越し抜群。
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