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黒田セリ
松江の冬の食卓を支える鍋の名脇役も生産農家の激減で今や“幻”に
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江戸時代からの歴史があり、肥沃な土壌で栽培された黒田セリは、松江市黒田町周辺で広く栽培され、独特の香りと歯触りを持った“松江の冬の味覚”として、県内を始め大阪などへも出荷されています。

実はこのセリが育つ黒田町。この場所に広がる黒い肥沃な沼田が美味しいセリを育てるといわれ、湿地帯の田んぼの裏作として江戸時代から栽培。
真冬の水田で作業する様子はこの付近の冬の風物詩だったものの、かって町内のほとんどで栽培していた農家の数も現在は7軒まで減少。
今後の取り組みに多いな期待が寄せられています。

収穫は3月初めまでながら、正月セリといって、風邪を引かないようにと食べる人が多く、このため年末から正月初めが出荷のピーク。
シャキシャキとした歯ざわりと優れた香りが特徴で、鍋にすると抜群の存在感を発揮するこのセリ。食欲増進や冬場のビタミン補給に役立つ健康野菜として注目されているだけに、ぜひ今晩の鍋にお一ついかがでしょうか。

今回生産農家の取材はNG。
PRによる需要で、商品が不足するとのことからだそうで、それだけ今の現状はシビアなのかもしれません。こういった地域に根付く素材こそ、地元の協力で守っていかなくてはならないと思いますが・・・。ちょっぴり寂しい気持ちです。


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