“WAGASHI”として伝統銘菓を世界発信! 「MATSUE和菓子モダンプロジェクト」

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7代目藩主松平不昧公の元で現在の文化が形成され、京都、金沢などと並ぶ日本三大菓子処として今もなおその伝統文化を受け継ぎ、発展を続ける松江。
その和菓子文化がついに海を渡り、世界一の大国・アメリカへと上陸。
その取り組みこそが松江を舞台に発信される「NEW松江菓子モダンプロジェクト」です。
そもそものスタートは日本政府が菓子処松江の和菓子を“ジャパンブランド”として支援したことから。日本の和菓子界が組織的にNY市場を目指すのははじめてのことで、その動向は日本全国で大いに注目を集めました。

松江在住の外国人に試食してもらうなど様々な試行錯誤を経て、2006年1月、ついに松江のジャパニーズ・スイーツがアメリカデビュー。
ツバキや桜など日本の四季を織り交ぜたニュー和菓子を引っさげニューヨーカーにその魅力を存分にPRしたのです。
評判は上々で、その味もさることながら、多くの人たちが強い衝撃を受けたのがその見た目。匠な技で仕上げられる伝統の職人芸こそが米国人の心を打った瞬間でもあります。
そして同年の11月。この企画の大成功をきっかけにさらなる仕掛けを提案。
ニュー松江菓子として、この事業に協力した市内の老舗菓子店7社がそれぞれに自慢の作品をお披露目したほか、共同レシピとして4品を考案。計13種類の和菓子が日本代表としてアメリカマーケットへ勝負をかけるのです。
20世紀、日本の食文化を支えてきた「和菓子」。
そして世紀の変わった21世紀には「WAGASHI」として、世界都市ニューヨークを舞台にさらに飛躍を・・・。
改めて日本の素晴らしい伝統を讃えなければなりません。
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