駱駝さん(千葉県 男性)
多賀神社跡地
所在地:鳥取県倉吉市不入岡(ふにおか)
今では、地元の人も殆ど知らない、荒廃した社が置いてあるだけのものです。
「たが」とは、本来「箍(たが)」という、モノをギュッと締めておくものを表し、何かを封じ込めておく目的をもったものを指しました。
日本の神社には、「祟る(たたる)」ものを封じ込めておくためのものが多く、霊魂は直進する、という考えから、「封じ込める」「箍をはめる」目的の神社では、「祟る」ものが出てこないように、その参道が大きく曲がったものとなっています。
この多賀神社の参道も大きくカギ型に曲がっており、伯耆国の国府跡の北東(鬼門)の方角に位置しています。おまけに現在の地名は「不入岡(ふにおか)」という何やら意味あり気なもの。何かを封じ込めていたのでしょうか?
(写真提供 駱駝さん)