和傘伝承館(和傘作り見学)
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和傘伝承館(和傘作り見学)
文政4年(1821年)、倉吉から淀江に来た倉吉屋周蔵が傘屋を始めたことが淀江傘の歴史の始まりです。土地柄、竹材が入手しやすく、傘を大量に干すことができる日野川の流砂が堆積した砂浜もあり、大正時代には製造業者が71軒、年間生産量が17万本にものぼり、西日本一円に出荷するまでに成長しました。
しかし、洋傘が普及し始めるようになると、徐々に生産量は減っていき、1984年をもって淀江傘の製造業者はすべて廃業しました。
現在では「淀江傘伝承の会」の皆さんの手で伝統を守りながら作られています。
しゃんしゃん祭りの盛り上げに一役
沿道を染める和傘の花は山陰夏の風物詩
毎年8月、鳥取市で行われる恒例の「鳥取しゃんしゃん祭」。
そのハイライトの一つでもある「傘踊り」に使われる傘も、実はこの場所で作られているのをご存じですか?
鳥取を代表する伝統のお祭り。
その盛り上げに、丁寧に手作りされるコチラの艶やかな和傘が大いに貢献しているのです。
山陰のお宝を守る、職人の技。守らなくてはいけない日本の財産です。
コチラの和傘、実は日傘・番傘・舞踊傘・蛇の目傘など種類も豊富で、ギフト用としても販売。
ぜひお気に入りの1本としてわが家に飾ってみてはいかがでしょう?
きっと、雨が恋しくなることでしょうね。
施設内では、製造工程の見学や、紙はり体験(事前予約)も実施。
これを機に、繊細な和傘の世界に触れてみませんか。