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中国牡丹園
中国からやって来た本場のボタンが1万本!大輪たちの華麗な競演に酔いしれる
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島根県東部、中海に浮かぶ大根島(松江市八束町)は、日本一を誇るボタンの生産地。島の火山灰質の土がボタンの栽培に適しており、江戸時代から徐々に栽培が盛んになりました。第二次世界大戦以降は全国に知られる存在になり、今では年間約180万本を生産、海外にも輸出するほどに。4月下旬から5月上旬にかけての開花シーズンになると、ボタンの大輪と観光客とで島は大変にぎわいます。


八束町は、ボタンのさらなる品種改良を進めるため、平成元年から中国の山東省渮沢市と技術交流を行い、112品種、1万本のボタンを導入しました。ここ中国牡丹園には、導入されたその中国ボタンたちが青空の下で咲き誇っています。花びらが淡桃色と紫色に分かれる「二喬(にきょう)」、薄い緑色をした花が八重に咲き、「幻の緑ボタン」と呼ばれる「豆緑(とうりょく)」、中国固有の大輪や原種に近いものなど、貴重な品種がズラリ。暖かい春の風に吹かれながら競うように咲く中国ボタンは実に艶やかで、気品にあふれ、心奪われる美しさです。


中国牡丹園は、明るい茶色の瓦屋根と中国風の門を構えた資料館が目印。中国ボタンは日本のものよりも少し早めに咲き始めるので、その開花に合わせた4月中旬〜5月上旬が開園期間。


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