お茶の生産地となるには、まずきれいな清流、澄んだ空気に包まれるなどが必須で、ここ陣構地区は、そんな厳しい条件を満たし、山陰の名産地の1つとして全国に名を轟かせています。
大山山麓の標高300mの丘陵地にある大山町名和地区の陣構(じんがまえ)では、およそ30年前から無農薬、有機農法にこだわった茶葉を生産。
注目の茶葉として多くのマスコミに取り上げられています。
現在は、無農薬栽培紅茶JINGAMAEをはじめ、各種フレーバーティーも開発。
またJR御来屋駅構内の直売所「みくりや市」に併設されたミニ喫茶では、入れたてのフレッシュな1杯を飲むことも可能です。
毎年、5月下旬には、その年の収穫を記念し、陣構茶生産組合・陣構自治会主催による「大山新茶まつり」を開催。
この日は朝からカゴを持った多くの一般客が茶畑へと一目散に直行。
その理由は、この日1日だけ緑鮮やかな茶畑が一般開放され、収穫を間近にひかえたお茶の葉を自由に摘み取り、持ち帰ることが可能なため。
大人から子供まで、春の陽気の下、一所懸命お茶の摘み取り体験を楽しみます。
そのほか、点てだしのお抹茶が味わえる青空茶席、新茶のもちつき大会、コンサート、特産品の屋台、お茶の即売など、多彩なイベントが盛大に実施されます。