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住雲寺(藤寺の藤まつり)
日本でも珍しい六尺フジで有名!春の陽光の下、フジのすだれがお花見客を癒す
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住雲寺(藤寺の藤まつり)


住雲寺の正式名称は、「仏通山住雲寺」。
この地にゆかりの後醍醐天皇や名和長年などが活躍した南北朝時代の建武元年(1334年)、今から約670年前にできたと伝えられ、ご本尊として祀られているのは、聖観世音菩薩。暦応2年3月に亡くなった古御堂の鍋倉長者五郎太夫兼光という人物の子供・兼定が、父の死後の幸福を願い、建てたものだと伝えられています。当時の建物は、天明6年(1786年)の火事で焼失。現在の建物は、寛政3年(1791年)に新しく建てなおされたものだそうです。

こちらの住雲寺、別名「ふじ寺」と呼ばれ、境内にはフジの大木が全部で4本。
樹齢40数年とその歴史は比較的浅いですが、花の房が六尺(1.8m)まで垂れ下がる「六尺フジ」という種類にあたるもので、これは日本各地で数カ所しか存在しない貴重なもの。そんなことから、この場所がフジの名所として全国的にも知られるようになりました。



ゴールデンウィーク期間中には、毎年恒例の「藤まつり」を開催。
春の陽気に包まれるこの時期、境内に立つフジの花が一番の見頃を迎え、フジ棚から垂れ下がる淡い紫の花々の下、多くの見物客が訪れ、美しいお花見を楽しみます。
「藤まつり」期間中は、美しく咲き誇る花々の下、茶席などを用意。
和の風情に包まれながらお抹茶やお菓子で一服、
そんな日本的な演出で訪れた観光客をもてなしてくれます。


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